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メディカルダイエット

ゼニカルの効果・効能

ゼニカル(Orlistatオーリスタット)は食欲を抑制する薬ではなく、体内への脂肪吸収を抑制します。脂肪はリパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素によって細分化されて体内に吸収されますが、食事時にゼニカルを服用するとリパーゼの働きを阻害し、摂取した脂肪の約30%が消化されずに排出されて減量を可能にします。またゼニカルは肥満による高血圧、高脂血症、糖尿病などの危険因子を改善させます。

ゼニカルの使用方法

ゼニカルは1日に3回、原則的には食事中または食後1時間以内に1カプセルずつ服用します。また、ゼニカルは、特にベータカロチンやビタミンA・D・E・Kといった脂肪に溶けやすい栄養素の吸収も抑制するので、果物や野菜を多く含む食事をして下さい。3度の食事での脂肪分の摂取はなるべく平均的に摂るようにして下さい。
食事をとらなかった場合や脂肪分を含まない食事の場合は服用する必要はありません。欧米の食生活では毎食後に内服したほうが賢明ですが、和食中心の食生活であれば、脂肪を多く含んでいる食事に限定してゼニカルを内服するのが良いでしょう。
ゼニカル内服開始後、通常2週間以内に減量が始まり、約1ヶ月後には高血圧、高血糖、高コレステロールなどの危険因子の改善効果も期待できることが多いです。個人差はありますが、6ヶ月から12ヶ月間目的の減量まで続けます。目的の減量体重に達したら、運動療法と食事療法でその体重を維持し、ゼニカルはあくまで補助剤として使用して下さい。
治療期間中、暴飲暴食を繰り返すと結局リバウンドして元に戻ってしまうので、意志を強く持ち、医師とよく相談しながら、根気よく治療を続けましょう。
服用を忘れた場合、次回の食事後に2カプセル服用(前回の飲み忘れ分と今回の食事分)することは危険ですので、お止め下さい。1カプセルで十分効果を発揮します。

ゼニカルの副作用

  1. 急にまたは頻繁に便意をもよおす
  2. ガスによる胃腸の膨満や放屁
  3. 油分や脂肪分を含んだ排便 などが生じることがあります。

これらの症状は、通常は軽微で治療の初期に起こりやすい症状ですが、望ましい食生活をしていけば短期間で解消します。

ゼニカル内服禁忌

ゼニカルの主成分であるオーリスタット(orlistat)、またカプセルに含まれるその他の成分にアレルギー反応を起こす人は服用出来ません。熱帯性スプルー症、特発性脂肪便症など必須栄養分の吸収力に障害のある方も服用出来ません。 また慢性吸収不全症候群の方、アレルギーを起こしたことのある方、他の薬を服用中の方はゼニカルを服用する前に医師に相談して下さい。

ゼニカル効果の限界

三大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂肪は、体内に吸収されると余剰のエネルギーはグリコーゲンや脂肪として貯蔵されます。つまり、過量摂取すれば肥満になってしまうのです。ゼニカルはあくまで脂肪の吸収阻害薬なので、摂取した脂肪の30%程度は排泄されますが、炭水化物とタンパク質はそのまま吸収されるので、暴飲暴食するとやはり肥満になってしまうのです。カロリー制限の食事は必要で、無理なダイエットはしなくて良い程度と考えた方が無難です。
また、すでに蓄積されている皮下やあるいは内臓脂肪はゼニカルでは除去できないので、運動療法で少しずつ燃焼させて減量していくことになります。再度繰り返しますが、ゼニカルは新しく摂取した脂肪を身体に吸収させないための薬であることをご理解下さい。以上のように、ゼニカルには即効作用がないので、個人差はありますが、6~12ヶ月内服して徐々に効果を発揮するものとお考え下さい。

薬物相互作用

殆どの医薬品には影響がないとされていますが、シクロスポリンとの併用でシクロスポリンの血漿中濃度が低下するとされています。
現在内服している投薬内容で効果の相乗作用あるいは減少効果が生じることがあるかもしれませんので、内服薬の内容(ワーファリンなど)を必ず医師にお知らせ下さい。

より詳細を知りたい方は下記へリンクして下さい(但し英語版です)。
http://www.xenical.com/

*ゼニカルは保険適応になっていませんので、自費診療になります。

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